2014年9月22日月曜日

消化器疾患の内視鏡治療

みぃです。
21日に開催された聖隷浜松病院の市民健康セミナー「からだにやさしい消化器疾患の内視鏡治療」に参加してきました。

いま女性の癌死亡の第1位は大腸癌だそうです。
私も大腸内視鏡検査を受けたことがあるので非常に気になるテーマでしたが、なかでも昭和大学横浜市北部病院の工藤進英先生のお話はインパクトがありました。
工藤先生は世界で初めて陥凹型の大腸癌を発見したのですが、それまでは大腸癌はすべてポリープ型だというのが常識だったそうです。
N○Kの『プ○フェッショナル』に出演した際には、「はみ出し者が道を拓く」というサブタイトルをつけられたと苦笑いしておられました。

とくに印象に残ったのは次の3点です。
・超拡大内視鏡を開発中
 倍率なんと450倍なので確定診断が可能=生検の必要ナシ!
・早期発見が大切
 内視鏡検査を受けた人、受けなかった人で死亡率が7割違う!
・予防のためには運動不足(肥満)の解消が大切
 日本の女性は世界一動かない!?らしい

内視鏡治療の進歩に驚きの連続でした。
超拡大内視鏡が普及すれば、組織を取って検査して後日手術…という手間が省けるわけです。
患者さんの負担も格段に減ります。
大腸内視鏡検査には抵抗感のある方が多いと思います。
私も実際受けて思いましたが、下剤と大量の水を飲むのがまず大変ですし、やはり恥ずかしい…。
しかし死亡率の差を知ると、大変だの恥ずかしいだの言っていられません!
適切な時期にまた受けます。
そして予防ですが、食習慣が第一ではあるものの、運動の必要性を強調されていたのは意外でした。

技術の進歩は有難いことですが、まずは日々の生活の中で癌予防を心がけたいですね。