2015年9月22日火曜日

竜ヶ石山ハイキング

みぃです。
先日、家族で浜松市北区にある竜ヶ石山へハイキングに行ってきました。
竜ヶ石洞(鍾乳洞)のすぐ裏手の山です。
竜ヶ石洞に駐車して歩く人もいますが、細~い林道を車で上がり、登山道入り口に駐車することもできます。
私たちは子供連れだったので車で上りました。
まぁまぁの急坂はありますが、梯子や鎖場はありません。
ゆっくり歩いても頂上まで1時間はかからないと思います。
途中カレン・フェルトという石灰石の奇岩も見ることができます。

頂上に出ると一気に視界が開け、浜名湖やアクトタワーなどが一望できます。
パラグライダーの出発所にもなっていて、この日も愛好家の方が次々と飛び立っていきました。
離陸の瞬間はドキドキしますが、ふわふわ浮かんでいくのを見ると気持ちよさそうです。

帰りは直登コースを選びました。
バイオトイレも設置されています。
子どもたちも頑張って歩いたので、帰りは竜ヶ石洞の売店でジェラートを食べました。
暑ければ冷たい「足水」で涼んで帰るのもいいかもしれません。

登山入門や子連れハイキングにおすすめのコースですよ!

頂上からの景色です

2015年9月6日日曜日

『カレーを食べると病気はよくなる』丁宗鐡

みぃです。
カレーもインドも大好きなので、興味を惹かれて本書を手に取りました。
本当にカレーで病気がよくなるわけはないのですが、スパイスの薬理効果の一端を知ることができて興味深かったです。

まず「カレーは完全に日本食」らしいです。
インドでは、スパイスの効いた汁気のある料理全般をカレーと呼びます。
いわばみそ汁のようなものだそうです。
裕福な家庭でもスパイスの数は5種類くらい、それに対して日本のカレールゥは少ないもので15種類、多くて30種類位のスパイスがブレンドされており、なんとインド人が日本のお土産に買って帰ることもあるそうです。

日本にスパイスが伝わったのは奈良時代、おそらく海のシルクロードを通って伝わったと考えられています。
日本独自のカレーは明治期の海軍生まれで、揺れる艦の上で食べるために、とろみをつけてご飯にかけるという工夫をされたそうです。

カレーに欠かせないスパイスですが、漢方薬の原料である生薬とも共通しています。
体に対する効能をおおまかにまとめると、
①食欲の調整:少量なら亢進、多量なら抑制に働く
②寒暑にたいする適応力がつく
③抗菌作用
④減塩効果
⑤新陳代謝促進
などが挙げられるそうです。

カレーの黄色はターメリック(ウコン)によるものです。
古くから漢方やアーユルヴェーダで薬として使われてきましたが、近年、その色素成分のクルクミンに抗ガン作用があることも動物実験で明らかになったそうです。
もちろん食と薬に同等の効果を求めるのは行き過ぎで、カレーは食事として美味しく楽しむこと、健康効果はその副産物だと考えることが基本だそうですよ。

調理のポイントですが、スパイスを楽しむなら煮込みすぎは厳禁!とのこと。
100度以上にするとスパイスの成分が壊れてしまうので、ルゥが溶けたら火を止めて、味をしみこませる方がよいそうです。

ご家庭でカレーをつくるとき、好みのスパイスを入れて、手軽な薬膳料理として楽しむのも面白いですね。