2016年3月5日土曜日

第50回浜松市リハビリテーションセミナー

わしです。
浜松市リハビリテーション病院が開催した講演会に参加しました。
題して、「プロサッカーチームにおけるフィジカルコンディショニング」。
講師はジュビロ磐田フィジカルコーチの菅野淳氏です。
内容は大まかに以下の通りでした。

1.トレーニング計画および実行
2.フィジカルチェックによる客観的指標
3.選手個別のトレーニングプログラム
4.ケガをしない身体づくり
5.メディカルスタッフとの連繋
6.ライフスタイル

プロ選手にはケガをしない身体づくりが欠かせません。
フィジカルコーチは選手の自己管理能力を引き出す努力をしているそうです。
(何でも相談できる環境づくり、トレーニングの強度や時間の管理など)

選手をよく観察して積極的にコミュニケーションをとり、状態をきちんと把握する。
疲労があればトレーニングの量は減らしますが、質は落とさないように工夫しているそうです。

それでも選手個人でのコンディション管理はやはり重要です。
身体の違和感にいち早く気が付けるのは選手自身に他なりませんし、「明確な目標」を設定し、トレーニングに臨むのも選手自身だからです。

より自立した選手を育成し、フィジカル面からサポートをする。
それがフィジカルコーチの役割だそうです。

講演を聴いて、患者さんと治療者の関係にもつながる話だと思いました。
治療時間よりも治療を受けていない時間の方が圧倒的に長いのです。
習慣的にストレッチや筋力トレーニングなどのセルフケアを続けてもらえると、治療効果が長続きし、再発防止にもつながります。
患者さんが体調の自己管理ができるよう、適切なアドバイスをしていきたいと思います。