2013年7月22日月曜日

第35回浜松医科大学公開講座 その2

わしです。
第35回浜松医科大学公開講座その2です。
詳細はこちら

「運動器の健康から見た長寿の秘訣」

・運動器とは、骨格、筋肉、神経の総称。
・健康寿命とは「寝たきりにならずに身の回りのことが自分でできる寿命」。2012年発表の日本人平均寿命は女性85,9歳、男性79,4歳。健康寿命は女性73,6歳、男性70,4歳。女性は約12年、男性は約9年間が要介護状態で、長寿に運動器の耐用年数が追い付いていないのが現状。

・平成22年厚生労働省国民生活基礎調査では、介護が必要となった原因のトップは関節疾患、骨折・転倒、脊髄損傷など運動器の障害。

・運動器の障害による要介護の状態や要介護リスクの高い状態をロコモティブシンドローム(ロコモ)という。
・ロコモの3大原因は「バランス能力の低下」「筋力の低下」「骨や関節の病気」。7つのロコチェックで確認する(ひとつでも当てはまればロコモかも!)

・ロコモ対策には適切なトレーニング(ロコトレ)、バランスのとれた食事、骨や関節の病気の予防と治療が大切。

・ロコトレは開眼片脚立ちとスクワットの2種類。両脚立ちと比べて片脚立ちは2.75倍の負荷があり、1分間の片脚立ちは53分間の歩行に相当する運動強度がある。
・バランスのとれた食事をして、骨を丈夫にするカルシウム、ビタミンD、ビタミンK、筋肉を作るタンパク質を十分に摂取することも必要。
・骨や関節の病気を指摘されている方は、整形外科を受診して適切な予防、治療を受けることも大切。

以上、要点をまとめてみました。

予防できるという点において、ロコモはメタボと同じです。
「動かない(=運動器の不健康)」から、「動けない(=生活機能低下)」となってしまう前に、積極的に体を動かしていきましょう。
ロコトレの方法はこちらを参照してください。
これならTVを見ながらでもできますね。

鍼灸マッサージには筋疲労を緩和させる効果があります。

運動の前後に、体調管理の一環としてぜひご利用ください。